医療法人愛仁会 高槻病院

臨床工学技士は、CE(Clinical Engineering)とも呼ばれ、医療機器がいつでも安心して使用できるように、保守点検を行っており医療機器を介して安全な医療が提供できるように業務を行っています。
当院での臨床工学科の業務は、人工心肺業務・血液浄化業務・心臓カテーテル業務・不整脈業務・内視鏡業務・手術室業務・機器管理業務などがあります。

取得認定資格など

  • ・体外循環技術認定士
  • ・3学会合同呼吸療法認定士
  • ・透析技術認定士 内視鏡認定技士
  • ・ペースメーカ関連専門臨床工学技士
  • ・臨床ME専門認定士
  • ・臨床検査技師

医療機器管理業務

中央管理機器

シリンジポンプ・輸液ポンプ・下肢深部静脈血栓予防装置・SPO2モニタ・CVエコー、ベッドサイドモニタ・ネブライザ・人工呼吸器 など

血液浄化業務

急性期から慢性期(小児~成人まで)の患者さまの急性血液浄化に対応しており、持続的腎代替療法(CRRT)、エンドトキシン吸着療法(PMX)、血漿交換(PE)などを行っています。
血液浄化センターは2017年6月に愛仁会リハビリテーション病院から高槻病院に移転しました。血液浄化センターのベッド数は25床で、62名の患者さま(2017年12月現在)を月~土:2クールで施行しております。透析液の清浄化(水質加算取得)を維持しながら透析装置の保守点検を行い、安全な血液透析を提供しています。

心臓カテーテル室業務

循環器内科と心臓血管外科、脳神経外科、小児循環器内科の医師と看護師・診療放射線技師、臨床工学技士が連携を取りながら業務を行っています。その中での臨床工学技士の主な業務内容を紹介します。

①カテーテル検査・治療時のポリグラフ監視業務

ポリグラフで患者様の血行動態の変化などの状態をモニタリングしています。バイタル変化などの急変時に、いち早く報告できるように監視を行っています。

②カテーテルなどの物品管理

PCIやEVTなどに使用される物品は日々進歩しており、その適正使用方法や特性を把握することで、よりよい治療が行えるように努めています。 院内在庫がない物品に関してはメーカー・ディーラーと協力して医療機器や物品の手配を行っています。

③カテーテル治療時のIVUS、OCT操作

IVUS/OCT操作、画像記録を行い、病変の性状や血管径、内腔径または病変の長さを計測し、医師に報告しています。

④生命維持管理装置の保守点検・操作

カテーテル室では急変時に対応できるよう大動脈バルーンパンピング(IABP)・経皮的心肺補助装置(PCPS)といった生命維持管理装置を常備しています。 これらの保守点検や使用時は医師の指示の下で、操作や管理をしています。

⑤小児カテーテル検査・治療

診断ではポリグラフを使用して手術前・手術後の心臓圧波形の解析、治療時には治療に必要な物品出しをしています。また、麻酔器の準備、部屋のセッティング等も行っており検査・治療がスムーズに進むようにしています。

⑥その他の医療機器の保守点検・操作

徐脈に対しての一時的ペースメーカーの操作、ロータブレーダーやEVT時の炭酸ガス造影においてのレギュレーター操作なども行っています。
カテーテル室内の医療機器全般の始業点検、定期点検もMEが行っています。

不整脈センター業務

不整脈センターでのアブレーション業務とペースメーカーやICD・CRTなどのデバイス管理業務を行います。アブレーション業務では治療の際には多数の医療機器を操作しながら不整脈診断・治療を行っており、不整脈内科医師や看護師、診療放射線技師と連携した質の高い医療を目指しています。

業務内容は心臓電気生理学検査およびアブレーション治療に用いられるスティムレーターや焼灼装置、3Dマッピング装置(CARTO・Rhythmia・Ensite)の操作、心内電位の解析や記録などといった業務を常時2名体制で従事しており、必要に応じて清潔野での医師のサポートも行っています。また当院で国内初導入となった磁気ナビゲーションシステムNiobe ES(EPOCHシステム)のマグネット位置の校正などといったアブレーション治療前準備の操作もMEが担っています。

デバイス管理業務では植込み型デバイス植込み時のプログラマー操作、MRI撮像時や電気メス等を使用する手術の立ち会いやデバイス外来でのフォローアップも臨床工学技士が中心になって行っており、メーカーを問わず遠隔モニタリングも積極的に導入しています。

アブレーションの治療内容や使用した物品、デバイスの植込み時及びフォローアップのデータの入力作業を主に臨床工学技士が行っており、次回の検査・治療時に活かせるようにしています。

また当院では磁気ナビゲーションシステムでないと根治が不可能な特殊な症例(成人先天性心疾患や下大静脈欠損症等)なども積極的に治療しており、その豊富な症例を元に医師のサポートを受けながら教育体制を充実させ、医師が行う専門性の高い診断と治療をサポートできるよう日々努めています。

手術室業務

当院には手術室が8部屋あり、日々、手術に必要な医療機器のセッティング・点検・保守業務を行っています。その他、人工心肺業務・レーザー使用手術時の操作・脳神経外科でのナビゲーション手術装置の操作なども行っています。また、2017年から脂肪幹細胞による再生医療治療が開始され、脂肪幹細胞を抽出するための機器操作を行なっています。消化器外科・呼吸器外科・産婦人科・小児外科・耳鼻咽喉科・整形外科・泌尿器科・脳神経外科・小児脳神経外科・心臓血管外科と多くの診療科が内視鏡装置を使用した手術を行っており、内視鏡装置の保守管理も業務の一つとしており、常駐スタッフは、2~3名体制で安全管理に努めています。

NICU・小児重症治療室業務と小児在宅支援業務

総合周産期母子医療センターとして、NICU(24床)・GCU(30床)・MFICU(6床)にある医療機器全般の機器ライフサイクルを管理しています。生命維持装置は、保育器・人工呼吸器・補助換気、治療機器は、脳低温療装置・アイノフロー(NO療法)、監視装置は、経皮ガスモニター・INVOS・aEEGなどです。
保守点検を重ね、不具合の無い状態で提供を心がけています。
また小児の血液浄化を2014年度から行っており、血漿交換やエンドトキシン吸着などの施行にも積極的に取り組んでいます。

内視鏡業務

内視鏡室では、胃カメラや大腸ファイバー・気管支ファイバーを用いた検査や治療が行われています。当院では、2008年より内視鏡室の安全管理を強化するために、臨床工学技士が配置されることになりました。業務としては、内視鏡装置・電気メス等の検査前点検を実施して安全管理に努めています。

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