医療法人愛仁会 高槻病院

「AND YOU」vol1号にて高槻腎センターが紹介されました。

診療体制

診療日

 
午前 平野
午後 平野 中嶋/宮脇 高橋
(腎臓病専門外来)

腎専門外来

木曜午後:高橋 利和

腎不全看護外来

月~金 午後:担当看護師

血液浄化センター

月~土:2部透析(8:30~/13:30~)

腎臓内科の診療内容は大きく分けて2つの柱があります。
一つは、腎臓の働きが落ちて腎不全いう腎臓が働かなくなる状態に陥らないようにするため、腎臓に関する病気をできる限り早期に発見し治療するという仕事です。
もう一つは、残念ながら腎不全に至った患者さまに対する透析医療の提供です。

スタッフ

医師名 職名 資格
高橋医師 高橋 利和 主任部長 日本内科学会認定内科医、研修指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本腎臓学会指導医
日本透析医学会専門医
日本透析医学会指導医
大阪医大臨床教育教授
徳島大学臨床教授

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2012年6月26日 製薬会社インタビュー記事
2012年12月1日 製薬会社インタビュー記事(透析Navi)
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辻本 吉広 部長
(院長補佐)
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医、指導医
日本腎臓学会腎臓専門医、指導医
日本透析学会専門医、指導医
日本糖尿病学会専門医、研修指導医
日本腹膜透析医学会認定医
ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
黒川 直基 専攻医  

治療実績(血液浄化センター)

< 2019年度 実績内訳 >
項目 件数
腎臓内科 年間維持血液透析症例数 10,284
年間新規導入症例数 37

特殊血液浄化件数

GMA PMX CRRT CART PE
41 1 98 3 12

腎臓の働きについて

腎臓は背中の腰よりやや上に左右一つずつ有ります。およそ握りこぶしぐらいの大きさで、そらまめのような形をしています。重さは1個120〜150gで非常に血液が豊富な臓器です。体の中の夜分な水分や血液中にたまった老廃物を尿として生成して体の外に排出する役目を担っています。

また、腎臓は血圧を調節するホルモンを分泌したり、摂取したビタミンDを体内で働けるように活性化させたり、造血ホルモンであるエリスロポイエチンを分泌し、貧血にならないように調節するなど多彩な機能を持っています。

腎臓の働き

腎臓の病気の早期発見から治療まで

腎臓の機能は多彩で構造も複雑なため、いったん腎機能が落ちてしまうと回復することは困難です。そのためできる限り早い段階で、腎臓の病気を見つけ出し治療をすることが大切です。その一番の方法は健康診断などでも行われている尿検査です。尿検査で尿蛋白が陽性の場合、腎臓の病気の可能性があるため詳しい検査が必要になります。特に試験紙法で尿蛋白が(2+)以上を示した場合、腎機能の予後が悪く特に注意が必要なことがわかっています。尿蛋白(2+)ぐらいですと特に症状がないためつい見過ごしてしまいそうですが気をつけないといけません。採血による腎臓の検査にはクレアチニン(Cr)や尿素窒素(BUN)があります。しかし、これらの検査値は、ある程度腎機能が低下してこないと異常値は示しません。できる限り早期に腎臓の病気を発見するためにも尿検査が重要です。

腎臓の病気には腎臓自体に原因がある一次性腎疾患と、腎臓以外の病気から腎臓に影響が及んで障害を受ける二次性腎疾患に分けられます。一次性腎疾患には、慢性糸球体腎炎や急速進行性糸球体腎炎といった各種の腎炎やネフローゼ症候群、間質性腎炎などがあります。二次性の腎障害を起こす原因疾患としては糖尿病や高血圧が多いのですが、他にも自己免疫疾患や薬剤性腎障害などもあります。

腎臓の検査には尿検査・血液検査・画像検査の他に腎生検があります。これは腎臓の組織の一部をエコー下で針を使って採取する検査です。異常が生じている腎臓の組織を直接みることができ、診断や治療方針の決定に大変有用です。

当科ではこれらの検査・治療を通して、できる限り末期腎不全に至る患者さまを減らしたいと考えています。

CKDについて

最近、CKD(慢性腎臓病)という言葉を耳にされることが多くなったと思います。CKDとは新たな病名ではなく、末期腎不全(透析)に陥る前にできる限り早期に腎臓の病気を見つけ出し対策をとるための病気の考え方です。先ほども述べたように、腎臓はいったん機能が落ちてしまうと回復することは困難な臓器です。そのため、患者・医療者双方が腎臓に対して共通の認識を持つことが大切です。具体的な診断は、検尿異常(とくに蛋白尿)あるいは血清Cr濃度・年齢・性別から算出されるeGFRが60ml/min/1.73m2未満が3ヶ月以上続く場合をCKDと診断します。もちろん、この中にはこれ以上腎機能障害が進む心配のない方も多く含まれることになります。腎機能障害が進む可能性が高いのかそうでないのか、特別な治療が必要なのかそうでないのか、その判断に私たち腎臓内科が御役に立てると思います。また、CKDと診断を受けた方で、長い時間を経て徐々に腎機能が低下した場合、心筋梗塞や脳卒中といった心血管病を合併する可能性が高いこともわかってきました。体全体の健康を守るためにもCKD対策は重要です。

CKDの定義

CKDのステージ分類

腎不全看護外来について

残念ながら腎不全に至った方も、生活習慣の工夫や食事療法によって透析導入が必要な時期をある程度遅らせることができると思います。腎不全期の医療に対する患者さまの理解を深めていただくために腎不全看護外来を始めました。腎不全看護外来では担当看護師が保存期腎不全での生活指導や透析療法について、可能な限り時間をかけて患者さまと個別に面談を行っています。日頃医師の診察の場ではゆっくり聞けなかった疑問点や不安の解消にも役立つものと考えています。完全予約制ですので、希望の方は腎専門外来まで御相談下さい。

透析医療

腎臓内科の診療のもう一つの柱として、腎不全に至った方への透析医療の提供があります。腎不全に対する医療としては血液透析・腹膜透析・腎移植があります。当科では血液透析と腹膜透析を主に行っています。

当院の透析室のベッド数は全25床あり、月~土の午前・午後の4クールの透析を行っています。

維持血液透析を受けておられる方の旅行や帰省のための一時的な透析も受け付けています。また、当院の他科へ入院される場合の入院中の維持透析についても積極的に受け入れをさせていただいています。

急性血液浄化部門では、血漿交換・LDLアフェレーシス・GCAP・LCAP・腹水濾過濃縮再静注法(CART)などの血液浄化療法を院内のいろいろな科と協力して行っています。

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