医療法人愛仁会 高槻病院

医療の質研究室

医療の日進月歩の進歩により、専門性の高い薬剤や治療法が日々紹介されています。その一方で高齢社会、複数の併存疾患、老々介護や核家族化、引きこもりなどの要因に伴う家族環境の変化、医療過誤など、患者の状況および環境も刻一刻と変わっており、単独の臓器や疾病だけに主眼をおいた科学として医学を追求するだけでは患者の満足に直結しないことも多くなってきています。

医療の質研究室では新しい薬の発見や治療法の開発はそれぞれの専門家にお任せし、いかにして現在あるリソースを用いてより良い医療を提供できるかを考えていきます。

内容が抽象的ですので具体的な例を以下にあげています。

1. 総合内科の現行の医療における介入

専門医と連携しながら種々の病態を見ることができる入院診療のプロである総合内科(ホスピタリスト)の介入により医療経済、および医療の質にどのような影響を与えうるかを評価します。

2. ナースプラクティショナーによる高齢診療における役割

医師および看護師の側面を持つナースプラクティショナーが介入することで医師不足になりがちな亜急性期・慢性期病床においてどのような影響を与えうるか評価します。

3. 入院に伴う合併症を減らすための取り組み

入院中の転倒、消化管出血など入院してしまったことによる合併症を減らすための介入について研究します。

4. 入院された高齢患者に対するアドバンスケアプラニング(望まれる医療)についての面談が与えるインパクト

高齢患者に対して退院前に今後起こりうる疾病に対してどのような加療を希望されるかをあらかじめ話し合う面談がどのような影響を与えるか検討します。

5. 24時間利用可能な往診サービスが与えうる在宅医療の質の向上

在宅医、特に個人で診療されている医師が疲弊を防止するためにオンコールサービスを導入することで診療の質が維持することができるかどうかを検討します。

室長:筒泉 貴彦

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